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2009年発足の、10代の本好きさんのための読書クラブです!
東京都世田谷区の桜新町駅ちかくの図書館で、若い読者さんのおしゃべりの会をやってます。
県外の方も区外の方も、初めましての人も、12歳から19歳までの本好きさんなら参加OKです!

第九回読書会★報告 2011年8月20日実施 テーマ本『都会のトム&ソーヤ』

第9回読書会★報告

参加人数4名(女子3男子1)。大人スタッフ2名。合計6名で、本のお話をしました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『都会のトム&ソーヤ』、についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  スイーツデコ。シリコンホイップでデコるのをやってます。においがきつい。 テニス部なのでテニス。夏休みはずっとやっている。 『図書館戦争』にはまっている。 テレビで『海がきこえる』を観てから、ひと昔前の学生がしゃべるのをまねするようにしている。今の人と違って丁寧なしゃべり方をしている。かかとの高い靴を履くと、人を見下ろせるのが気持ちいいから履いてる。 …などなど。

★『都会のトム&ソーヤ』について

二人の友情が好き。 はやみねさんの作品が好き。「怪盗クイーン」とか。 昔のネタが多いから、子どもたちにわかるのかな。 イントロのところとか工夫している。章タイトルも面白い。 「トム&ソーヤ」のトムという名前の由来は読者投票できまったの? 講談社のサイトにYAエンターティメントのホームページがある。ウィキペディアにいろいろ書いてある。 トムが切り抜けたり、ソーヤが無駄知識を披露するところがいい。 シャドー保育で笑った。 内人が砦に行くところで、何でもないところから危機を乗り越えてくるところ。サバイバル能力が凄い。 栗井栄太とのやりとり。ライバル関係がいい。 一巻目を読んでいるとき、いつトムが出てくるのかなと思った。最後まで出てこなかったので、それが印象に残りました。 二人が特技が違っていて、補い合っているところがいい。 女の子のキャラどう思う? 作者が女の子に恵まれてないのでは……。 どの巻も時限爆弾や時間制限などでストーリーの流れにスリルの工夫をしている。 相手に挟んである小話が学校のエピソードなので、身近になる。好きななる。 内人がつくるサバイバルの道具が、自分で作れそうなところがいい。 秘密の小部屋が面白い。 おばあちゃんが謎のまま。 内人と創也、どっちがいい。創也かな。 この本を読んだきっかけは?  作者が好きで、「夢水」とか青い鳥を読んでいたけど、書店で別の本が出てるので読んでみた。 創也のしゃべりかた、~タマエとか言う人っているのかな。昔の本を読んでいるせいではないか。 動揺弁当ってなんだろう。do your best なのでは?  だじゃれが多い。「神のみそしる」は夢水にも出で来るから、作者が好きなんだね。 男性キャラにたいしてキザという表現が多いけれど、きっと作者はキザなやつに憧れをもっているよね。 「夢水」は一度完結したけれど、いまは新しいのが出てるね。 もし、創也だけ出るのと、内人だけ出ている本があったらどっちにしますか。 創也のほう。内人くんはいざとなるとすごいから、なにがあってもなにもなくても平気。 はやみねさんの作品は作家を目指す登場人物が多い。 創也のすごいところとだめなところの落差がいい。 創也くんが頭がいいだけだったら好きになれないけど。
…などなど。
11月に九巻がでるそうです。

★みんなのおすすめ本。
今回は自己紹介の逆回り順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『小暮写眞館 』 宮部 みゆき 講談社
The MANZAI 1』 あさの あつこ ポプラ文庫ピュアフル  
図書館戦争』 有川 浩  角川文庫
『ホリス・ウッズの絵』 パトリシア・ライリー ギフ さえら書房
『都会のトム&ソーヤ』 はやみね かおる 講談社

大人スタッフのおすすめ本

『彼女のためにぼくができること』 クリス クラッチャー あかね書房
『クマのあたりまえ 』 魚住直子 ポプラ社
『スピリットベアにふれた島』 ベン マイケルセン 鈴木出版

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

 

第八回読書会★報告 2011年5月14日実施 『ギヴァー 記憶を注ぐ者』

第8回読書会★報告

参加人数2名(14歳の女子)。大人スタッフ2名。合計4名で、本のお話をしました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『ギヴァー 記憶を注ぐ者』、についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  バレエをしていて先日、「白鳥の湖」の四羽の白鳥の振りつけを習ったこと。 新学期はじまって、国語の問題集を早く解くことにもえて、今年は九日で終わらせたこと。 ゆずのライブに行ってきたこと。三年なので受験生と呼ばれるようになってしまい、塾の回数が増えて忙しくなったこと。囲碁将棋部から手芸部にかわったこと。家庭科の宿題で布絵本を作ること。 …などなど。

★『ギヴァー 記憶を注ぐ者』について

表紙をみても、どんな本だかわからない。読んだら、おもしろかった。 登場人物の名前が難しくて、覚えられなくて何度も紹介を見てしまった。 登場人物紹介がネタバレになっている。 読むうちにだんだん世界観がわかってきて、解放とか、レシーバーとか、言葉がわかってきた。平穏に描いてあるんだけど、どきどきするし、こわい。 レシーバー以外の人は、すべて決められていて、生きている。それって幸せなのかな。痛みを知らないままでいられるのなら、幸せなのかな。 寝る前に宇宙って何だろうって考えるのと同じように、この本を読んだあとには、記憶って何なんだろうって、考えてしまう。 主人公がこの世界を変えようとするのではなく、べつの世界を目指すところがおもしろかった。 当たり前と思っていることを帰ることが印象に残った。 不思議な本だと思った。だんだん世界が明かされていって、ストーリーはシンプルだけど、細かなところは複雑で、いつも読んでいる本とは違う楽しみがある。わたしたちは 選べる自由があると知っているから、選べないのがいやなのかな。 決められていると楽なことはある。選んだ人に責任を押し付けられるし。自分の将来のこととか悩まないで済むのがいいなって思ったことはあるけれど、やっぱり自分の自由にできるほうがいい。 痛みがあるから愛情を知れるのでは。だから生きてることを感じられる。この本からは、そんなメッセージを感じる。 学校でも制服や校則があるので、もしかしたらそれがない世界では、日本は窮屈に見えるかも。 ギバーの世界と日本の世界は似てるかも。規律があるほうがいいこともある。 気持ちを乱されることがない世界や色のない世界は、あじけないなと感じる。人生の味気なさってそういうことかもしれない。一度知ってしまうともう戻れないよね。 「解放」の儀式ってどう? 自転車に乗る年齢が遅すぎない? でもみんなこっそり練習しているところがいいよね。本の中の世界と日本のわたしたちの世界、 どっちの世界が幸せだろう。 読んだ後で、田中芳樹の「銀河英雄伝説」を思い出した。 システムの中にいて楽をして考えないと、世の中はよくなっていかないんじゃないかとか。 高校の授業で差別を考えたとき、差別を知らないでいたら差別は消えるのじゃないかと言った子がいた反面、歴史を学ぶことは必要で、知らなければ繰り返してしまうから知っておかなきゃいけないと言った子がいた。そういう話もこの物語は含まれているのかな。この本は、いくらでも矛盾はつっこめるよね。 ザ・ギバーがみんなに知ろうよっていえば、変えられるんじゃないかな。 儀式と言えば、日本には14歳の立志式というものがあるけど、やりましたか? 知らない。10歳のときに「二分の一成人式」はありました。 もしも自分が本の世界にいたら、自分はもう「解放」されているかも。 でも放送して注意する人がいるから気をつけているんじゃないかな。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回は自己紹介の逆回り順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『新装版 江(ごう) 姫たちの戦国 上』 田渕久美子 日本放送出版協会
『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』 天野頌子 ポプラ文庫ピュアフル

大人スタッフのおすすめ本

『おれのおばさん 佐川光晴 集英社
ヒトラー・ユーゲントの若者たち―愛国心の名のもとに』 スーザン・キャンベル バートレッティ あすなろ書房
『みえない雲』 グードルン パウゼヴァング 小学館文庫
『ムーンレディの記憶』 E.L. カニグズバーグ 岩波書店
『勇気ってなんだろう』 江川紹子 岩波ジュニア新書

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ

第七回読書会★報告 2011年2月5日実施 第7回テーマ本『一瞬の風になれ』佐藤多佳子 講談社

第7回読書会★報告

参加人数2名(14歳の女子)。大人スタッフ2名。合計4名で、本のお話をしました。

第7回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『一瞬の風になれ』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  もうすぐ学校の総合学習の課外授業があって、準備が忙しい。シーズー犬を飼いだしたこと。池田学さんという画家のトークショーに行ったこと。英会話を始めたこと …などなど。

★『一瞬の風になれ』について

話題になった本だったけど、自分は足が遅くて走ることが苦手だから読んでなかった。普段読んでいるのとは違う本だった。スポーツものは『バッテリー』くらいしか読んでなかった。三浦しをんさんの『風が強く吹いている』も同じころに出て、陸上ものがつづいていたころがあった。読むうちに陸上用語がわかって楽しくなっていった。終わり方はどう思いますか? あ、ここでおわっちゃうのかって思った。大会がだんだん大きくなっていくので、ちょうどいいところで終わったと思う。1巻、2巻、3巻と楽しくがっつり読めた。主人公が0から初めて大きな大会に出て連と勝負ができるまで長く読めて良かった。陸上部だったので、速く走ることにあこがれがあったので、面白く読めた。伏線の様なものはあるのに陸上以外の部分があまりなくて、なのにタイムのことだけで読ませちゃうところがすごい。タイムが縮むことに関しては、自分は良くわからなかったけれど、本を読んで大変なことなんだとわかった。取材をしっかりして書いているところがよかった。ふたりとももともと走る才能を持っている。天才にはあこがれる。みっちゃんはすごい。理想的な顧問だと思う。お兄ちゃんが大好きな弟ってどう? きょうだい大好きというと、あさのあつこさんの 『光と闇の旅人』を思い出す。読んでいるとき川島誠の『800』を思い出した。他に佐藤多佳子さんの作品は読んでいますか。『イグアナくん~』『しゃべれども~』など。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回はじゃんけんで決めた順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『となり町戦争 』 三崎 亜記 集英社文庫
4TEEN』  石田 衣良 新潮文庫
『アート少女―根岸節子とゆかいな仲間たち』 花形 みつる ポプラ社


大人スタッフのおすすめ本

『風をつかまえた少年』  ウィリアム・カムクワンバ,ブライアン・ミーラー 文藝春秋
アルケミスト―夢を旅した少年』 パウロ コエーリョ 角川文庫

第7回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ

第六回読書会★報告 2010年11月20日実施 テーマ本『ぎぶそん』伊藤たかみ ポプラ社

第6回読書会★報告

参加人数4名(13歳~15歳の女子)。大人スタッフ2名。合計6名で、本のお話をしました。

第6回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『ぎぶそん』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  歴史に興味がある。義経の話や日本書紀を読んでいる。 新撰組が好き。(みんなが好きな時代は? 江戸時代。戦国時代。鎌倉。幕末。) 理科の実験。実験の準備を手伝うことがある。漫画(少年ジャンプ派)。ピアノ。バレー部をしている。バレエ。バイオリン。 テストが近いので勉強のこと。 …などなど。

★『きぶそん』について

伊藤たかみさんの本は『ミカ』のほうが好き。
語り手のガクとリリーの、両方の考え方がわかるのがいい。読み始めは関西弁が嫌だったけど、なれてきた。
バンドのことはわからないけど、良かった。この薄い本の中に色々なことがぎっしりつめこまれていて、おもしろい。関西弁が新鮮な感じで、おもしろい。
リリーとガクの絆創膏のシーンが好き。関西に住んでいたことがあるので、関西弁が懐かしい。
バンドということで『ビート・キッズ』という本を思い出した。
はじめて伊藤さんの本を読んだ。自分が味わえない青春、昭和から平成の移り変わりとバンドの青春が味わえた。
装丁が印象的。
耳たぶのシーンがエッチな感じがした。ふつう、女の子に「かわいい」って言えるのかな。
作者はリア充の青春時代を送ったに違いない。
昭和から平成に移り変わる時の話。天皇が出てくるまで、昔の話だって気付かなかった。
バイクがはやっていないから、いまの時代じゃないって気づいた。
一人称が変わる書き方で、二人の気持ちがわかるから、早く結ばれればいいのにと思いながら読んでいた。
…などなど。
作中に登場するガンズ・アンド・ローゼズの曲の一部をみんなで聞きました。

担当編集者からのお知らせ。続編が出ます! タイトルは未定。

★みんなのおすすめ本。
今回は誕生日が近い順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『明日に続くリズム』 八束澄子 ポプラ社
『風が強く吹いている』 三浦しをん 新潮社
『銀のロバ』 アーティスト:ソーニャ ハートネット 主婦の友社
ダークエルフ物語』 R. A. サルバトーレ エンターブレイン
『よろこびの歌』 宮下奈都 実業之日本社


大人スタッフのおすすめ本

『百年文庫』 ポプラ社
『ライオンとであった少女』 バーリー・ドハーティ 主婦の友社

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

今回は人数が少なかったのですが、楽しかったです。
「ぎぶそん」をきっかけにして、伊藤たかみさんの他の作品も読もうと思います。
後、ポルノの曲を聞いた事がなかったので、聞くことが出来てよかったです。
(注釈・おすすめ本の中にポルノグラフィティに触れた本があったので、曲の一部を聞いてみました)

私はみなさんと同じ本について話しあえるのが楽しかったです。
みなさんにおすすめしてもらった本を今度読んでみたいです。
今日は楽しかったです。

普段読んでいないような本もこの読書会で課題本やみんなの紹介で読むことができて、今回もとても楽しかったです。
また、みんなでこういう話をする機会があまりないので、もっとたくさんやってほしいです。

「ぎぶそん」をいろいろな面からみれたのがおもしろかったです。
自分の知らない本がまだまだたくさんありもっと読みたいと思いました。
また参加したいです。

リリーがちょっとうらやましい。
絆創膏のシーンが印象的でした。
少人数だったけどたくさん話ができました。

「ぎぶそん」は、昭和の話とわからないで読んでいた人が多かったので、びっくりした。自分(担当)の盲点でした。
今日は紹介の本についてじっくりきけて良かったです。「ダークエルフ物語」はブ厚いなあ!!

今回も終了時間がオーバーしてしまいました。ごめんなさい。。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第6回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ

 

第五回読書会★報告 2010年8月21日実施 テーマ本『カラフル』森絵都

第5回読書会★報告

参加人数6名(12歳~20歳の男女)。大人スタッフ3名。合計9名(他、大人の見学者2名、子どもの見学者1名)で、本のお話をしました。

第5回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『カラフル』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  はやりもの。はまっているもの。 受験勉強。ゲーム(DSのファイヤーエンブレム)。のんびりしている。 読書。手芸。筆ペンを使うこと。音楽聞いたり、部活で打楽器の演奏をしたり。 「0655」という教育番組の「おれ、ねこ」をみてる。 「女子のときメモ」をやってみたけど、ときめかなかった。(ジャニーズの)嵐。パソコン。読書。 初音ミク。 …などなど。

★『カラフル』について

真剣なテーマを話題にしているところで、ちいさなボケ、小ネタがおもしろい。ぬかりなく書いてある。おもしろさがあちこちにある。
斬新な発案だと思う。生と死についてわかりやすく書いてある。
生まれ変わったりする話は、いろんな本に書いてある。でも、それが自分だったということが、珍しくて、作者の工夫が入っているところが、よい。
早乙女君がいい。友達にいてほしい。
リアルな話でおもしろい。森さんの世界はおもしろい。
『ダイブ』を先に読んで、『カラフル』を読んだから、読みはじめが軽い感じがしたけれど、読んでいくと、ぞくっとした。最後のほうのオチが珍しくて、おもしろかった。色がなかった自分の生活が、色づいてくる。絵を描いていることにもつながっていく。進学するのに絵の学校ではなくて、友達と同じ学校に行くという場面でぐっときた。お兄ちゃんが弟のことを考えているところとかも良かった。
夕べ読み直していて、お兄ちゃんに「猿でもよかった?」と聞いたシーンで号泣してしまった。 重たいテーマだけど、主人公が体を借り物として、一歩引いているところが、読み手として一緒に入っていけた。
一度死んでみないとわからないことがあるのかなあと思う。
主人公が犯した罪がなにかだんだんわかってくるところが良かった。最後を読んだときに感動した。
…読み始めたとき、どんな罪なのかと思った?
連続殺人。自爆テロ。殺人とか、万引きかなと思った。
伏線があっていい。
人生は長いホームステイみたいなものだ、という考えは、なかなかそうは思えない。 借り物の人生ではなく自分の人生だから、ちょっと納得できない部分だった。そんなふうにできれば幸せだけど。 ものすごくつらいときに考えたら、ちょっと楽になるかも。
…母親の不倫についてはどう?
「ぼく」は不倫のことよりも家族との裏表が、いやだったのではないかな。不倫自体は気にならなかった。
…売春していたひろかちゃんについては?
ひろかちゃんには共感できなかった。 欲しいものは時間をかけて手に入れた方がいい。貯金をするべき。 ひろかちゃんの主張は「大人になってからそのスニーカーがほしい?」と聞かれたとき、なっとくできた。だから論破できない。
「ぼく」が真だとわかったとき、二万八千円のスニーカーを買ったことを後悔したところがおもしろい。
佐野唱子と真の場面がよかった。佐野唱子のことをまったく記憶にないって、どうなの? 男子って好きな子以外はそうなの? 恋をしたことがないから自分にはわからない。そんなことはないと思う。
…プラプラは本当にいたのかな。
いたと思う。配給品の日傘とか、書いてあるし。配給品だと何度もこだわっていたところがおもしろい。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
あみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

キノの旅―The beautiful world』 時雨沢 恵一 メディアワークス
『ゴールド・フィッシュ』 森絵都 講談社
水滸伝 1 曙光の章』 北方 謙三  集英社
『スリースターズ』 梨屋アリエ 講談社
『トラム、光をまき散らしながら』 名木田 恵子 ポプラ社
『床下の小人たち』 メアリー・ノートン 岩波少年文庫


大人スタッフのおすすめ本

『ショート・トリップ』 森絵都 理論社
『放課後の音符』山田詠美 新潮文庫
『レモネードを作ろう』 ヴァージニア・ユウワー・ウルフ 徳間書店

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

カラフルには色々なキャラクターがいて話しやすい本でした。
おすすめ本は、様々なジャンルがあって、読みたいと思いました。
次回も又、参加したいです。

知っている本があったから、人気なんだなと思いました。
読んでみたい本があって、買いたいなと思った。

なんだかんだで一番心に残ったのは「なんでおすすめ本の順番があみだくじなんだ?」でした。ごめんなさい。

楽しかった。
あと何回参加できるかわからないけど、可能な限り参加したい。

同じ作品を読んでもやっぱりみんな考え方がちがって、楽しかったです。
あと、スリースターズという作品はあらすじをよんだことがあって今日きいて、絶対よみたいなあと思いました。
あと、森絵都さんの作品はリズムというのがよみたいと思いました。
参加してよかったです。またしたいです。

「colorful」では共感できるコトや、色んな意見がきけておもしろかったです^_^
おすすめの本で、読んだコトのない話が沢山で、今度借りたいと思います!! 買いたいと思います!!
色んな話がきけて、すっごく楽しかったです。

ちゃんとおすすめの本とか説明できなくてすみません。
でも、みんなの感じている事がわかってよかったです!
本当は「ぎぶそん」っていう本をしょうかいしたかったです;>_<; すごくおもしろいんです!!
次回も来れたら来たいです!!

とっても楽しかったです!!
「カラフル」、それぞれに気になったシーンがこんなにもちがうんだなあと新しい発見がいっぱいでした。

「カラフル」の読み方が人それぞれで感想をきいていて楽しかったです。

カラフルはもっと深く話せたらよかったな…と思いました。いい意見しかなかった印象。
おススメ本、いろいろ幅広くておもしろかったです。

今回も終了時間がオーバーしてしまいました。ごめんなさい。。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第5回の大人スタッフは、ティモシー(会場提供の編集者)、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の3名でした。

文責・梨屋アリエ

第5回の募集にあたり、たくさんの皆様に告知のご協力をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m 

第四回読書会★報告 2010年5月22日実施 テーマ本『穴 HOLES』ルイス・サッカー 

四回読書会★報告

参加人数4名(13歳~15歳の女性)。大人スタッフ3名。合計7名(他、見学者1名)で、本のお話をしました。

第四回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『穴』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  高校生になって電車通学になって、とても混んでいるので、一番すいてる車両をさがしている。生物部に入ったこと。 ピッコロとフルート。受験がたいへんで練習に参加できないし、いままではまっていたバレエはスランプが訪れた。 平安時代の物語、源氏物語平家物語に挑戦しようと思っている。 いきものがかりとかの音楽を聴くこと。 トーマス大図鑑が面白い。古典を読むこと。朗読教室に通っている。 …などなど。

★『穴』について

だいぶ昔に読んでみて、今回もう一度読んでみた。おもしろかった。グリーンレイクの昔の話やひいひいじいさんののろいの話が順番になって出てきて、どうなっていくのか気になりながら読んでいくのがおもしろい。
運の悪い人生をおくることになっていることや砂漠で穴を掘っている間、とてものどの渇きを感じていて、そのあとで潤いがあってほっとして、読んでいてとてもよかった。
急にスニーカー泥棒の罪を着せられてしまい、ふつうなら逃げだしてもいいのに、受け入れたところがすごい。
キャンプか刑務所かの最初の選択肢で、スタンリーはキャンプの方が楽しそうと思って決めたけど、穴掘りして水もなくて、刑務所の方が楽じゃないかと思った。キャンプの仲間とちょっとずつ仲良くなっていくのがよかった。ひいひいじいさんやタマネギの話がつながっているのが、感動。
小学生の頃読んで、忘れていたけど、また読んだ。
あだ名のつけかたのネーミングセンスには、あれっと思うけど……独特でよい。最初の選択が二つしかないのは気の毒。でも、刑務所に行ったらゼロにあえなかった。
今回はじめて読んだ。スタンリーの話とひいひいじいさんとケイトの話がでて、どうなるのかと思い、最後につながって感動した。
ケイトが好き。サムとの恋に、感動。
毎日穴を掘るのはつらそう、逃げた子のように私も逃げたと思う。
玉ねぎが好きじゃないので、山に行って玉ねぎばっかり食べるのは、ちょっとなあ……。
玉ねぎしか食べてないのは辛い。匂うし。野生のタマネギなんて食べて、大丈夫なのかな。黄斑とかげって本当にいるの? いそう。架空の生き物じゃないの?(意見分かれました)
タイトルが『穴』で、この表紙で、どうかなーと思った。読んだら映画的で良かった。
読み進めるうちに、伏線がかちかちはまっていって、おもしろい。話の展開やおもしろいキャラのたてかたもいい。所長がすごい。物語性も面白い。日本の話にはない世界。
読むうちに、スタンリーがどんどん力強くなっている。爽快なお話。
表紙やタイトルはどうだった? 読む前はちょっと抵抗がある。別のタイトルにするとしたらなにかあるかな。読んでみると、やっぱり『穴』がいい。
スーツケースがでてきたとき、字の読めなかったゼロが「さたん……り」と読んで、そこにも感動した。
黒人や白人と細かく描写が出てくるけれど、どうなのかな。『歩く』では黒人だから不当な扱いを受けるということがよく現れて書かれている。
スタンリーが、自分は無実だといつまでもあがかない、変にすねたりしない。すねる人がいない。
ニックネームが不思議。なぜついたかの説明がない。
キャンプで穴を掘ったとき、ほかにもテントがあって、ほかのグループも掘っているから、どんだけ広いんだーと思った。
丸い穴は、探しものには効率的でないと思う。
ぺンダンスキーは最初はいい人かと思ったのに、悪人だった。
所長って、すごい女性。何代にもわたって、執着がものすごい。
ザブンが、百十年前のものなのに、食べるなんて。
所長ってなにしてるのかな。 悪い人だけど、自分の代で、宝探しのために更正施設をつくるってすごい。自分で働かないでいいシステムをつくれるなんて、頭がいいよ。
リアリズムだけどファンタジーっぽい話。
前、うちの学校に、生徒に「あんぽんたん」という先生がいた。「あんぽんたん」って今は言わない言葉だけと、なんとなくわかった。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
じゃんけんで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『うさぎパン』 瀧羽麻子 メディアファクトリー
『王国は星空の下―北斗学園七不思議1』 篠田真由美 理論社
『TUGUMI(つぐみ)』 吉本ばなな 中公文庫
『リテイク・シックスティーン』 豊島ミホ 幻冬舎

大人スタッフのおすすめ本

『ア・ルース・ボーイ』 佐伯一麦 新潮文庫
『ジャストインケース―終わりのはじまりできみを想う』 メグ ローゾフ 理論社
ドラえもん短歌枡野浩一 小学館
『57577―Go city,go city,city!』 枡野浩一 角川文庫

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

面白い本がたくさん読みたいのですが、自分で見つけるのには、やっぱり限りがあって、今日みたいに、お互いで、本をすすめると、自分がいつもは読まない本とも出会えて、いいと思いました。
次回も楽しみにしています。

みんなで本の話をする機会が普段あまりないので、この会をいつも楽しみにしています。おすすめ本を紹介するときは、それを探すのも楽しいし、みんなの好きな本を知ることができるので、毎回楽しみにしています。
また次の回も来たいです!

今回は同学年が多いのと、人数が少ないこともあり、リラックスして楽しむことができました。
同じ本を読んでても一人一人違う感想をもっていて、話していてとてもおもしろかったです♪
また紹介していただいた本も今度読んでみたいです。ありがとうございました。

同じ本を読んでいても一人一人感想がけっこうちがうんだなと改めて思いました。他人の視点で本を読んでみると、またちがったおもしろいものが見えてくるかもしれないと思います。みなさんがすすめてくれた本もどれもおもしろそうで、ヒマをみつけて読んでみようと思いました。

少人数だったので、話しやすくて楽しかった。
ひとりで考えているより、みんなで話すと、感想について「こういう風に言えばいいんだ」ということがあってたすかる。いろんなちがう感想もきけるし。
おススメ本もバラエティゆたかでよかった。みんな紹介のしかたが上手になったみたい。

ガラガラヘビのマニキュアがどんなものか気になります。所長もケイトもかっこよかった!
みんなの紹介してくれた本よみたいです!!!
おもしろそーでした!

みなさんのお話をきけて楽しかった。
人数が少ないぶん、たっぷり話ができました。
おすすめ本が楽しかった。読んでみたいと思いました。

今回も終了時間がオーバーしてしまいました。ごめんなさい。。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第4回の大人スタッフは、テンテン(会場提供の編集者)、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の3名でした。

文責・梨屋アリエ

第4回の募集にあたり、たくさんの皆様に告知のご協力をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m 

第三回読書会★報告 2010年2月20日実施 『ぼくらの七日間戦争』宗田理

第三回読書会★報告

参加人数10名(12歳~19歳の男女)。大人スタッフ3名。合計13名で、本のお話をしました。

第三回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『ぼくらの七日間戦争』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、特技&さいきんハマッていること」を話しました。

 さいきんハマッていることは……
 勉強中のC言語。部活でギター。合唱部。歌うこと。オリンピックの男子フィギュアのランビエール様、高橋大輔さん、ジョニー・ウィアさん、織田信成さん。バンドのボーカルやっていて、ギターで作曲している。本を読むのが早いこと。読書。囲碁。タイピングが早いこと。クラリネットトロンボーン。手芸。ピアノ。ドラム。 …などなど。

★『ぼくらの七日間戦争』について

 テーマ本の「学生編」のシリーズをぜんぶ読んだ人は三人もいました。シリーズを途中まで読んでみた人は、三人でした。
感想。
 青春モノだなと思った。自分と比べるとかっこいい。相原君がクールでかっこいい。こういうことをやってみたい。中学生が団結できるのはすごい。
 自分も一回やってみたい。相原君が好き。
  楽しくて、こんな人たちが周りにいたらおもしろい。解放区ラジオ放送を聞いてみたい。
  こんなこと自分にはできないから、やってみたい。
  どきどきして続きが読みたくなって、シリーズを借りて読んでいる。
  小四の時に読んで、全部読んでいる。展開が速いので、爽快。
  自分と年が変わらない人たちか、解放区をやって先生にお仕置きするのが、面白くて、自分もやりたいと思う。いたずらも意外せいがあっておもしろい。
  「大冒険」の巻まで読んだ。昔の本なので、いま読んだら古いんじゃないかなと思ったけど、平気だった。久美子ちゃんがかわいい。
 小学生の時、秘密基地を作ったことを思い出した。
  中学生の頃読んで、大人をやっつける設定に、わくわくした。みんなで団結することにあこがれて、仲間がいたらいいなと思った。日比野くんがいい。
  昔あった東大の立てこもり事件が、架空の話だと思っていて、母と話したら本当のことだったのでびっくりした。おもしろかったしわかりやすい。全部読みたい。
  その場にいたら、ほかにいったいなにができただろう。こういうことは、できないなあと思う。事件については、知っている人と知らない人がいると思いながら読んだ。読むよりは、実際にやってみたいこと。
  中学生が苦しい時代にでた本。代弁してくれる作品で、助けてくれたという気がして、爽快。解放区のようなことを、子どもたちだけでやってみたいなー。 背のちっちゃいこのお母さんがウケた。
 料亭って、布団がしいてあるの? どういうところなんだろう。
 最後の花火のところのはかなさがいい。

 映画の主題歌「セブンデイズウォー」(TMネットワーク)をみんなで聴いてみました。

 むかしは、学校で締め付けられているから反発するのかな。いまはどうですか? 服装検査とかあるの?
 うちの学校はあります。校門で、服装チェックされる。
 髪型も規則があります。等。

 この本の様にとじこもるとしたら、なにをしたい? なにをしてると思う? 
 いたずら考えるかな。
 映画版では、日中、時間を持て余している場面があった。
 自分だったら、ギターとラジオで過ごせるかな。
 おじいさんに遊びを教えてもらう。
 本の中で、がり勉の子が、誘ってくれてうれしかったと言っているけれど、それが良かった。いままでしゃべったことのない子と会話が生まれてるかもしれない。

 迷路について。つばさ文庫版には、迷路のイラストがあります。
 鏡の「バカの顔」のいたずらが一番精神的にショックだと思う。ペンキは嫌だな。ちょっとやりすぎと思う。

 みんなは立てこもりたいと思う時ってある? 
 親がよく「不良」という。それしか言うことないのって思う。
 家によって親が野放しだったり、厳しかったり、不平等だなと思う。
 担任がクラスまとめられなくて困る。先生に力を付けてほしい。
 なにも言われないと不安になって、勉強したりする。勉強しなくて困るのはあなたでしょって親に言われる。
 自分は自由な方だけど、友だちは親に押さえつけられている。
 お母さんが子どもっぽくて、すねちゃう。だから、大人になってほしい。
 取り上げたマンガをお母さんが読んでいた。泣けるわねって。(笑)
 先生とマンガを貸し借りしている。
 朝読書の時間にマンガ持ってきている子がいる。表紙カバーを真面目な本に付け替えて読んでるのを、先生は気付かないみたい。気付いていても注意するのがめんどくさいんじゃない?

 バレンタインデーはチョコあげた?
 先生と、友チョコ。男の子にはあげてない。
 学校に持って来てはいけない甘いものを食べたあとは、臭いに気付いた先生に「リップクリームです」と言い訳する子がいるよ。(笑)

二十五年前に大人向けにでた本ですが、ポプラ社版で出してから、ざくざく感想の手紙がきています。反響が大きい本です。(ポプラ社版の担当編集者に同席していただきました。)

★みんなのおすすめ本。
あみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『明日につづくリズム』八束澄子(ポプラ社
『温室デイズ』瀬尾まいこ角川書店
『風の陰陽師』シリーズ 三田村信行ポプラ社
『祝福されない王国』嶽本野ばら(新潮社)
『チェラブ』ロバート・マカモア(ほるぷ出版
『冷たい校舎の時は止まる』辻村深月講談社文庫)
『なくしてしまった魔法の時間』安房直子偕成社
武士道シックスティーン誉田哲也文藝春秋
『マチルダは小さな大天才』ロアルト・ダール(評論社)
モデラートで行こう♪』風野潮(ジャイブ)
『夜魔』甲田学人メディアワークス

大人スタッフのおすすめ本
『穴』ルイス・サッカー講談社
『小春日和』金井美恵子河出書房新社
『トーキョー・クロスロード』濱野京子(ポプラ社
『パパとムスメの七日間』五十嵐貴久朝日新聞社

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

ぼくらの七日間戦争』は、ずっと前に読んだことがあったけど、「自分達が解放区を作ったら、何をしてすごすか?」など、読んだときには考えもしなかったことが話せてよかったです。今日はとても楽しかったので、また、都合がよければ次回もさんかさせていただきたいです。今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました。

私は本を読むのも書くのも好きなので、いろいろ人がどんな本を読んでいるのかが知れて楽しかったです。
いろいろな種類の本を読んでもっと勉強したいと思いました。
ありがとうございました!
また次回も参加したいです!

みなさんの横道にそれた話がとても楽しく、また来たいと思いました。
あと、私は作家よみしかしていないのですが、しょうかいされたしらない人の本もよんでみようと思いました。
あと「ぼくらの」のシリーズももう一度よみなおそうと思いました。
今回はじめて参加したのですが、とても楽しかったです。

初めてで、少しきんちょうしてしまったのですがとても楽しかったです。
色々なかたのお話がきけて良かったです。
色々な本のしょうかいも、あまり、手にとらない本もあったので、ぜひよんでみたいと思います。
またきたいと思います。
ありがとうございました。

今回はいままでとはちがったけれど楽しかった。
テーマ本がシリーズだったけれど、一冊だったのでよかった。(読む時間がなかかったため)
残り少ない参加回数だけど楽しみたいと思う

2回目が行けなかったので、来れて良かったです。
他の人のおすすめ本で知っている本もありました。
七日間戦争のテーマソングは初めてききましたが、良い曲だなと思いました。
また参加したいですが、これから受験生なので、来れなくなってしまうかもしれないので残念です。
色んな人の意見がきけて楽しかったです。
ありがとうございました。

今回はじめて読書会に参加しました。
ふだんあまり読まないような本を知ることができてよかったでーす♪
みんなの話を聞くのがとっても楽しかったのでできたら次回も参加したいです。
それから梨屋アリエさんに会えて感激しました。
ありがとうございましたー!

たくさん本の話ができて楽しかった。
今回の課題本を読む機会にもなって良かったし。
みんなの“おすすめ本”も読んでみたいと思う。
また、次が楽しみ!

私とちがった意見や、他の学校の日常の話などが聞けて、とても楽しかったです。みなさんいろいろなことを同じ本を読んだ中で考えていて、おもしろいなと思いました。

色々(?)語れて楽しかったです。。(≧∀≦)。
興味深い本もけっこうあったので(笑)また来たいと思います。
ありがとうございましたm(_._)m"

今回も終了時間がオーバーしてしまいました。ごめんなさい。。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第三回の大人スタッフは、 ピノコ(会場提供の編集者)、モグタン(YA読書クラブ世話人+テーマ本担当編集者)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の3名でした。

文責・梨屋アリエ

第三回の募集にあたり、たくさんの皆様に告知のご協力をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m 

第二回読書会★報告 2009年11月28日実施 『RDG』シリーズ 荻原規子

第二回読書会★報告

参加人数8名(13歳~19歳の男女)。大人スタッフ4名。合計12名で、本のお話をしました。(他、見学者2名)

第二回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『RDG』シリーズについてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッていること」を話しました。

さいきんハマッていることは……
バレエ。ブラックサンダーハーブティー。 ケーキの写真のブログ。 小学三年生までモダンバレエをしていたのを思い出して、またやっている。 一度やめてしまったけど、ピアノ。 クラシックバレエとフルート。 チワワの男の子と遊ぶこと。 サンリオピューロランドのダンサーさんと仲良くなること。 クッションをあつめること。 バンド。 吹奏楽部でホルン。 大学の授業が忙しい。…などなど。

★『RDG』シリーズについて

水子さんの「変わりたい」と思うところが、自分と同じ女の子なんだな、と思った。でも、姫神さまがいて、すごいな、と。 身長が高くて筋肉ついてる男が好き。野々村さんや雪政さんのような人がいたらいいなと思う。現実ありそうなファンタジー。感情移入がしやすい。深行くんのキャラ変がおもしろい。スピード感がいい。 雪政さんがかっこいい。いたら好きになっている。泉水子さんが前髪を切ると、くせっ毛ではねたのが、自分と一緒でうれしかった。話が先が見えない展開。 深行くんのギャップが好き。 泉水子ちゃんが変わりたいというところに共感。変わった環境が羨ましいけど、変わっていたら嫌だなとも思う。 すごく不思議な設定だったので、すごくびっくりした。現代の高校だけど、からみが斬新。 深行が好き。大人たちの勝手になりたくないとか、なりたいものになりたいと意志を貫こうとする。泉水子が困っていると、守ろうとして優しさがでてしまう、男の子らしさにキュンとする。ずっと書いていてほしい。 『西の良き魔女』のイメージがあって、タイトルがいい意味で期待を裏切る。 日本のしきたりや信仰など古いものを描きながら、現代的なかっこいい男の子やおしゃれな女の子がでてきて、ミックスされていておもしろい。文章が描写が細かい。映像のように。 今まで自分は古いものがでてくる本はさけていて、でも読んだらおもしろくて、風景が見えてくる。今のことも混ざっていて、境界線がなくて読みやすかった。 眼鏡を外せるのは、変われるかなと思った。泉水子ちゃんがうじうじしている。野々村さん好き。車で送り迎えがかっこいい。 二巻で突然学園SFものみたい。巫女の装束で踊るのがかっこいい。 二巻まで読んでも、まだイントロだな、と感じた。泉水子ちゃんのうじうじにいらっとする。泉水子ちゃんがどうしたいのか、どうなるのかなぁ、と思ってる。本人はやる気がないのに、イケメンに囲まれていたり、特別待遇されるのが、同性として少し妬ましい。選ばれし少女で、読者の願望を満たしてくれる。 山の中から始まるけれど、お母さんが警視庁で、これから広がりがあるのかな。 二巻の学校の説明が印象的。自分は作品のモデルの学校に通っていたから、なじみやすかった。 真澄のキャラがおもしろい。 アルファベットのタイトルと酒井さんの絵の装丁が、内容をイメージしずらい。中身とギャップがある。この装丁は意図されたのか。 幅広い読者をとらえる。 映像化したらどう思う? コミック化とか? 周りの風景がみたい。実写の方がいい。 お話は、怖かった。 大成、雪政は人気が高い。出版社への読者の反応は、和宮が人気だった。女の子では真響。 漫画の「町でうわさの天狗の子」と設定が似ている。
(三巻目は来年春発行予定。担当編集者に同席していただきました。)

★みんなのおすすめ本。
あみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『青空の卵』 坂木 司 東京創元社
『青空のむこう』 アレックス シアラー 求龍堂
アルジャーノンに花束を』 ダニエル キイス 早川書房
『植物図鑑』 有川 浩 角川書店
『7 days wonder―紅桃寮の七日間』 (アンソロジー) 加藤 実秋, 野村 美月, 緑川 聖司, 谷原 秋桜子  ポプラ社
ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙』 ヨースタイン ゴルデル 日本放送出版協会
西の善き魔女』シリーズ 荻原 規子 中央公論新社
人間失格』 太宰 治 集英社文庫
『復活!! 虹北学園文芸部』 はやみね かおる 講談社

大人スタッフのおすすめ本
『キップをなくして』 池澤 夏樹 角川書店
後宮小説 』 酒見 賢一 新潮社
『絶体絶命27時間! 』 キース グレイ 徳間書店

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

今回は初参加でかなりきんちょうしてしまいましたが、 とても楽しかったです。
『RDG』は私自身、この会をきっかけに読みましたが、この作者が好きだったかたもいて、私とはまたちがう感じかたをした人もいて、聞いていてとてもおもしろかったです。
おすすめ本も読んだことのない本ばかりで、今度読んでみたいと思いました。
またぜひ参加したいです!

集まった人の年もさまざまで、本の見方、価値観もいろいろでとても参考になりました。
たくさんの本のジャンルを知ることができたし、こんな本もあるのだな、と思いました。
おすすめの本がとてもおもしろそうで、興味深かったです。
次回も参加できたら、と思います。

みなさんが読書好きということで、本についてどのように話し合うのかと思っていました。
実際にあって話してみると、皆さんとても良い方で、気軽に話せました。
今回紹介された本は全て興味深く、今度読んでみたいです。
次回もぜひ行きたいです。

みなさんのいろいろな感想が聞けてとてもおもしろかったです! ぜひ次回も参加したいです。おだいはあえて名作などにするとおもしろいかも(笑)

二回目の参加でした。
あまり学校では本の話をすることがないので、とても楽しかったです。
課題本を読む機会にもなりました。
また来たいです。

時間があっという間に過ぎて、もっといろいろな本の話を聞きたい! と思いました。
オススメ本の紹介のときに、その人がどんなにその本を楽しんだのかが伝わってきて、書評や広告よりも説得力があるような気がしました。
楽しかったです!!

こういう機会はあまり無いので、すごく良かったです。
紹介された本の何冊かは好きな作家さんの本とかありました(有川浩さん、はやみねかおるさん等)
皆様すっごくマジメそうでした!!
本当にありがとうございましたm(-.-)m
また何かあればぜひ参加したいです。

今日はすごく楽しかったです。
学校にも本好きな友達がいますが、その人達が読まなそうなジャンルの本をたくさん紹介していただいたので、とても勉強になりました。
あこがれの梨屋さんにも会うことができて、感激です!
次回も是非参加させていただきたいです。

今回は少し遅れて来たので、前回とは少し違った。
毎回テーマ本は読んでないので、読書の幅が広がるのでとてもありがたいです。

『RDG』、いろいろな感想が聞けておもしろかった。
さっちゃんさんにお話がきけたのもよかったです。
和宮くんが人気だなんて意外だった。
けっこう皆さん、せっきょく的に話してくれてよかったなー。
次回も出たいです(笑)。

読者さんたちの視点のするどさや、本のどういう所におもしろさを感じるのか、すごくよくわかり面白かったです。(プロの立場からは参考になりました)。
おススメの本はどれもおもしろそうでした。ぜひ読んでみます。
できればまた招んでください! 大人意識は捨てますので。今度は私もおススメ本持ってきます。

楽しかったです。

終了時間が10分オーバーしてしまいました。ごめんなさい。でも、もうちょっと話していたかったかな……。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第二回の大人スタッフは、うさこ(会場提供の編集者)、さっちゃん(テーマ本担当編集者)、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の4名でした。

今回は「朝日中学生ウイークリー」の取材で、記者さんに読書会を見学していただきました。

文責・梨屋アリエ

第二回の募集にあたり、たくさんの皆様に告知のご協力をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m 

第一回読書会★報告 2009年8月29日実施 『NO.6』シリーズ あさのあつこ 

第一回読書会★報告

参加人数8名(12歳~19歳の男女)。大人スタッフ4名。合計12名で、本のお話をしました。

  

第一回目はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本、『NO.6』シリーズについてのトーク。
3、休憩。
4、テーマの本、『Fragile-こわれもの』についてのトーク。
5、みんなのおすすめ本の紹介。
6、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、お話の中でなってみたい登場人物」を話しました。

なってみたい登場人物は……
冒険少年。 なにかの取り柄のあるキャラ。 軍師。 魔術師。 チェシャ猫に会いたいので、不思議の国のアリス獣の奏者のセィミヤ王女。 ぐりとぐらのホットケーキが食べたいので、どちらか。 ホグワーツ魔法魔術学校に行きたいので「ハリー・ポッター」。透明人間。シャーロック・ホームズ。京風石狩鍋が食べてみたいので名探偵夢水清志郎…などなど。

★『NO.6』シリーズについて

最初は、手塚治虫チックなのかなと思った。 ビーエル!?  写真が入っているのがちょっと怖い。 話の内容が怖くなって。特に沙布が捕まってから怖くなった。 ネズミかっこいい。イヌカシかわいい。赤ちゃんの シオンかわいい。羅史が好き。 題名を見ても内容がわからないし、ナイフで切りかかっている表紙なので、すぐに読む気持ちにならなかった。 ネズミと紫苑の会話が好き。グロいところは、ちょっと……。 途中までは好きだったけれど、ストーリーで謎を追うほうが好きだったので飽きてきちゃった。 周りからおもしろいから読めと言われていた。 一巻を読んでみて、つかみ所がないという感想をもった。不思議な本。 内容は新鮮じゃないけど、楽しい。 怖いから、人にすすめづらい本。 この本のようなエスエフと現実のお話の読者の壁はあるのかな。 あさのさんが書きたいのは、人物なのだろう。etc.
(9巻で完結する予定だそうです。来年発行予定。担当編集者に同席していただきました。)

★『Fragile-こわれもの』について

ビー玉を落とすシーンが鮮明に残っている。 ハードカバーと文庫のイラストでは、ハードカバーの絵のほうが好き。 横浜や、舞台がはっきりしている。知っている場所が書いてあった。 いろんな作家が書いているから、読書の幅を広げるのにいい。 ひとつのテーマでも、違う作家が書くと、いろいろあるのでおもしろい。 あとがきが気に入っている。ビー玉の表現が気に入った。 玉子丼がおいしそうだったので、食べてみた。 短編で、別の本に続いているところは、読んでみたい。 印象がどれもよかった。 石崎さんと令丈さんが好きで、これは読まねばと思った。お得感があった。読み初めて、好きな作家が増えました。 るりりに似ている子が身近にいる。 フィギュアを人質にされたことがあるので、その子の気持ちがわかる。etc.
(担当編集者に同席していただきました。)

★みんなのおすすめ本。
あみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

『ガンズ・ハート』シリーズ 鷹見一幸 電撃文庫
『孤笛のかなた』 上橋菜穂子 新潮文庫
『コンビニたそがれ堂』シリーズ 村山早紀 ピュアフル文庫
てるてるあした』シリーズ 加納朋子 幻冬舎
『夏の庭』 湯本香樹実 徳間書店
『二十億光年の孤独』 谷川俊太郎 集英社文庫版・英訳付き
『パスワードは、ひ・み・つ』シリーズ 松原秀行 講談社青い鳥文庫
『ブラッカムの爆撃機』 ロバート・ウェストール 岩波書店
『マジカル・ドロップス』 風野潮 光文社
『レッドデータガール』シリーズ 荻原規子 角川書店

大人スタッフのおすすめ本
風の歌を聴け村上春樹 講談社文庫
『聖の青春』 大崎善生  講談社文庫
『美亜へ贈る真珠』 梶尾真治 ハヤカワ文庫
『ルート225』 藤野千夜 理論社

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

とても楽しかったです。
知らなかった本の事を知れたし、読んだ事のある本でも、いろいろな意見があるんだなーと思えて、よかったです(・v・)
帰ったら、本を読まなきゃと思いました。
またぜひ参加したいです。

はっきり言うと「おもしろい」の一言しかでてこないのですが、たくさんの方々の本に対する意見を聞くことも出来てすごくうれしかったです。
他にも、ほんの発見が色々とあったので(「アート少女」とか…!)大大大満足でした(*^v^*)
次回もまた参加したいと思います。
本日は本当にありがとうございました。

母にすすめられて、初めて読書会にきましたがとても楽しかったです! 次もまたきたいと思います。読みたい本が増えました(>v<).

面白かったです。
みんなの本に対する愛情が伝わってきて、それもうれしかったです。
読みたい本がまた増えました。
次回も楽しみです!

あまり読もうと思っていなかった本も読めたので、良かったです。
みんなで本について語れておもしろかったです。
おすすめ本は読みたいのがたくさんあったので、こんなのも読みたいな…というのが増えました。
また来てみたいです!

自分の知らないけど面白そうな本がたくさんあった。
次に機会があったらまた来たい。
とりあえず、「こわれもの」と「ひかりもの」と「さがしもの」と「アート少女」は絶対よむ。

今回は、いろいろな角度から物語を知ることが出来て良かった。
この会に参加できるのがあと一年なのでそのあたりをどうにか…。
HPでは一冊読んでいれば良かったが、全て読んでおいたおいた方がよかったと思った。

いろんな人の感想がきけて楽しかったです。
みなさんのおすすめ本の紹介を聞いて読んでみたいと思う本もたくさんありました。
あまり人数が多くなかったので話しやすかったです。第二回目も行きたいと思っています。とても楽しかったです。

終了時間が15分オーバーしてしまいました。ごめんなさい。でも、もうちょっと話していたかったかな……。
楽しい時間を、ありがとうございました!

第一回の大人スタッフは、ピノコ(会場提供の編集者)、ヒデ坊(テーマ本担当編集者)、モグタン(テーマ本担当編集者・YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の4名でした。

文責・梨屋アリエ

第一回の募集にあたり、たくさんの皆様に告知のご協力をいただきました。ありがとうございましたm(_ _)m