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2009年発足の、10代の本好きさんのための読書クラブです!
東京都世田谷区の桜新町駅ちかくの図書館で、若い読者さんのおしゃべりの会をやってます。
県外の方も区外の方も、初めましての人も、12歳から19歳までの本好きさんなら参加OKです!

「YA読書クラブ」活動報告書 2015年12月版ができました!

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2012年の4月に作ったきりだった

「YA読書クラブ」活動報告書、

2009年の第一回から2015年までの読書会の報告書をこのたび作成しました。

手づくりで、p16の薄い冊子です。B5版タイプとA5版タイプがございます。

ご希望の図書館さま、学校の読書担当さま、読書活動団体様、お送りいたしますので、

送付先の住所と代表者名を明記して、メールでお知らせください。

 

日程変更につき再募集。第26回YA読者トーク会のご案内 1月23日(土)テーマ本『うたうとは小さないのちひろいあげ 』 村上しいこ著

     

第26回YA読者トーク会のご案内

日 時 2016年1月23日(土) 午後2時30分 ~4時30分

会 場 世田谷区教育センター3階 白鳥     →地図
(東京都世田谷区弦巻3-16-8) ※中央図書館と同じ建物です。
世田谷線 上町駅下車・徒歩10分
東急田園都市線 桜新町駅下車・徒歩10分
東急バス 弦巻営業所下車・徒歩1分 

資 格 12歳から19歳の、読書が好きな人! (世田谷区外の方も歓迎です)
      大人は参加できません。ごめんなさい。(テーマ本の担当者に限り見学可)

参加費 無料です。

当日までに準備してほしいこと

今回のテーマの作品
『うたうとは小さないのちひろいあげ 』 村上しいこ著 。
を、読んできてね。

あなたのおすすめの本
 あなたの好きな本、ほかの人にすすめたい本を一冊から二冊、持ってきてね。本の内容を短く説明できるように考えておいてください。小説やノンフィクション、詩などから選んでね。

参加希望の人は、事前の申し込みが必要です。定員は15名程度。先着順です。
中学生以下の人は、保護者の承諾が必要です。
お友達と一緒に申し込む場合は、必ず事前に本人の許可を取ってね。

お申し込みは、Eメールで。1月21日締切です。
参加希望と明記し、参加者氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、当日の緊急連絡先、 中学生以下の場合は保護者名と参加の承諾をお書き添え下さい。

YA読書クラブ世話人からの「当日ご案内」の送信をもって、お申し込みが完了となります。

協力・世田谷区立中央図書館

 

 

これまでの読書会のテーマ本。

これまでの読書会のテーマ本。
第25回テーマ本『ワンダー wonder』 R・J・パラシオ 著
第24回テーマ本『マザーランドの月』 サリー・ガードナー 著
第23回テーマ本『幕が上がる』 平田オリザ
第22回テーマ本『獣の奏者』 上橋 菜穂子 著 闘蛇編と王獣編
第21回テーマ本『サクラ咲く』 辻村深月
第20回テーマ本『さよならを待つ ふたりのために』ジョン・グリーン 著
第19回テーマ本『おれのおばさん』佐川光晴
第18回テーマ本『GOSICK桜庭一樹 著 角川文庫
第17回テーマ本 短編「冥途」 内田百閒著
第16回テーマ本『ちいさなちいさな王様』 アクセル・ハッケ 著 講談社
第15回テーマ本『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎著 ポプラ社ほか
第14回テーマ本『九つの、物語』 橋本紡 著  集英社
第13回テーマ本『レインツリーの国』 有川浩 著  新潮社
第12回テーマ本『青空のむこう』  アレックス・シアラー  求龍堂
第11回テーマ本『クマのあたりまえ』  魚住直子 ポプラ社
第10回テーマ本『きみの友だち』重松清 新潮社
第9回テーマ本『都会のトム&ソーヤ』はやみねかおる 講談社
第8回テーマ本『ギヴァー 記憶を注ぐ者』ロイス ローリー 評論社(旧題『ザ・ギバー―記憶を伝える者』講談社) 
第7回テーマ本『一瞬の風になれ』佐藤多佳子 講談社
第6回テーマ本『ぎぶそん』伊藤たかみ ポプラ社
第5回テーマ本『カラフル』森絵都 理論社 文春文庫 フォア文庫 
第4回テーマ本『穴 HOLES』ルイス・サッカー 講談社
第3回テーマ本『ぼくらの七日間戦争宗田理 角川書店 ポプラ社
第2回テーマ本『RDG』シリーズ 荻原規子 角川書店
第1回テーマ本『NO.6』シリーズ あさのあつこ 講談社。『Fragile-こわれもの』石崎洋司編 ポプラ社

「YA読書クラブ」について

YA読書クラブに参加できるのは→→→

★12歳から19歳の、読書が好きな人です! 大人は参加できません。ごめんなさい。(大人はスタッフとテーマ本の担当者のみ参加)

YA読書クラブの活動内容は2つ→→→

★各回のテーマの本を読んできて、印象に残った場面や人物、魅力に感じた言葉などを、メンバーとおしゃべりします。
★あなたがみんなにすすめたい本を一冊持ってきて、ほかの人に紹介してください。

YA読書クラブの活動について→→→

★活動日は年四回の予定です。参加者は各回ごとに募集します。
★勉強の会ではありません。司会進行役として世話人が参加しますが、先生役は置きません。

YA読書クラブに参加するには→→→

★参加費は無料です。
★参加希望の人は、事前の申し込みが必要です。定員は15名程度。先着順です。
★中学生以下の人は、保護者の承諾が必要です。 
★お友達と一緒に申し込む場合は、必ず事前に本人の許可を取ってね。

YA読書クラブはだれがやってるの? →→→

★10代の人たちが、好きな本について自由に語り合う場をつくりたい……!  という思いで集まった、本づくりの仕事に関わる大人によるボランティアのユニットで、 門田奈穂子(児童書編集者)と梨屋アリエ(児童文学作家)のふたりがYA読書クラブの世話人になっています。(五十音順)
★会場は、現在は世田谷区立中央図書館様、過去には株式会社ポプラ社様(第二回は株式会社岩崎書店様)のご厚意で、お借りしております。

第13回読書会★報告 2012年8月4日実施 『レインツリーの国』 有川浩 著

第13回読書会★報告

参加人数5名(女子4男子1)。大人スタッフ2名。合計7名で、本のお話をしました。

p> 今回はこんなことを話し合いました♪  

 

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『レインツリーの国』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  「ドラクエ8」をやっている。世間は「ドラクエ10」なんだけど、いろいろ遊べることがたくさんあるので、いまはまだ8で遊んでいる。。
  マンガ研究会に入っているので、原稿がたいへん。文化祭用の締め切りがあさってなんです。
  受験生なので今年はやってないけど、近所の池でつりをしているのが好き。ふなをつって、リリースする。
  オープンキャンパスにいったら学食がおいしくて、夏休み中にいろいろ行ってみようと思っている。
  がちゃがちゃ。奇譚クラブのネイチャーテクニカラーのフィギュアカプセルが、とてもリアルな生き物を出していて、それを集めている。
  オリンピックを見ている。トランポリンをやったことがあるので、楽しい。
  ひっこしをして、片付けが大変。
…などなど。

★『レインツリーの国』について

三ヶ月くらいまえに読んでいた本。『図書館戦争』シリーズの中の耳が聞こえない女の子の好きな本として出てきたので、興味があった。 私も『図書館戦争』を読んでから、この本が出ているのを知って読んだ。 最初のメールの文が読みにくかった。関西弁を文字で読むのは、ちょっと変な感じがしたから。でも、慣れたら普通に読めました。 有川さんの本の表紙のイメージが、今回のは全然違ってびっくりした。
印象にのこったのは重量オーパーの場面のところ。 メールのやりとりがきっかけで話がすすんだけど、高校ではネットで知り合った人と会っちゃいけないといわれているので、大丈夫なのかなと心配になった。ネットリテラシーの話にもなっているのかな。 インターネットで知り合う似たような本を読んで、リアルで強がっているのにネットで暗いことを描いている話だったので、今回はブログで前向きなことを書いていて、そういうふうにも使えるんだなと思った。
本の感想から出会う話になっている。感動したところが同じだと親近感を持つよね~。 救急車が必要な人のことよりも自分が指を切ったことの方がつらいという部分が、印象にのこった。
学校の宿題で、この本のポップを作って選ばれた。「胸キュンしたいあなたに捧ぐ」と書いたのが、図書室に飾ってあります。
伸さんがあんまり好きじゃない。下心がありそうな感じがする。 関西弁なんですみません、と書くのなら書かないでほしいと思った。そういうところがおしつけてくる男性みたいで嫌なかんじ。 あとでためて爆発されるよりは、ちょっとずつその場で言って欲しい。 ひとみのほうさんも、好きじゃない。 両方ひねくれているところがあって、それだから気があったのかもしれない。 本の感想で意気投合したことがある。
伸さんはキレないし、外見もいいし、苦労していて、やさしい。ただ、自分にも疵がないとこういう風にはなれないのかな。 自分の痛みとひき変えに他人のいたみがわかるような感じなのは、どうなのかなあと思う 彼女を怒らせたり、怒らせたことを考察して分析して、人付き合いのノウハウを書いてある。 やりとりの教科書みたい。 耳のことを知らないで読んだので、エレベーターのところはびっくりした。 耳の悪い人に手話ができるのかと訊くことにたいして、なるほどと思った。。
青春菌のさらしあいの場面が恥ずかしい。かゆくなった。メールのあけすけな感情が恥ずかしかった。かゆくなる。 見た目のこととかじゃなくて、中身が好きと言ってもらえるのはうらやましいと思った。個性が良く出ていると思う。自分だったら、もし伸さんのようにそう 思っても口に出したらかゆいから、言わない。
「フェアリーゲーム」という話も描いて欲しい。
この本は静か。 図書館戦争は全然違う。図書館戦争は昭和が続いている話なのに、この本は平成の話になっているから、図書館戦争の中ではこの本のほうがファンタジーなのかな。 全然違うテイストの話。
英語のタイトルの意味が最後にわかったのがよかった。表紙の紙飛行機は、メールの暗示だと思う。
有川さんの話は甘いけど、これはまだ甘くない方。 『阪急電車』が良かった。

…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回はあみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

階段途中のビッグ・ノイズ(1) (ビッグガンガンコミックス)越谷 オサム
階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)越谷 オサム
九つの、物語 (集英社文庫)橋本 紡
幸福な食卓 (講談社文庫)瀬尾 まいこ
ティファニーで朝食 を (新潮文庫)トルーマン カポーティ
浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 (講談社文庫)青柳 碧人
浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)青柳 碧人
浜村渚の計算ノート (講談社文庫)青柳 碧人
仏果を得ず (双葉文庫)三浦 しをん


大人スタッフのおすすめ本
青い鳥文庫ができるまで 岩貞 るみこ
とっさの方言 (ポプラ文庫 日本文学)
理系の子―高校生科学オリンピックの青春 ジュディ ダットン

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

読書会に参加するのは初めてだったのでとても緊張したんですけど、思ったより話しやすい空気で楽しかったです。
いつも参加したいな、と思いつつ予定が合わなかったので、次回以降も予定が合えば参加したいな、と思います。
思ったより伸さんのことが嫌いな人が多かったので私だけじゃないんだ、って思えてよかったです。

周りに本の話ができる人がおらずインターネットで読書会を検索して見つけました。申込期限が過ぎているのに気づかず送ってしまったのですが、翌日完了のfaxが届いたときはとても嬉しくて、今日を楽しみにしていました。
同じ本を読んだことのある人や全く知らない本を紹介している人など、様々な人や本に出会えて嬉しく思っています。
生の作家の方の話も聞け、とても勉強になりました。

読書会は初めて参加したので、参加出来てよかったです。
『レインツリーの国』はとても好きな作品なので色んな意見や感想が面白かったです。
伸さんの人気のなさに驚きました。有川さんの作品は出てくるキャラクター、キャラクターが全部好きなのですが、他の人に聞くともっと違う感想があるのかなと思いました。
出版社の中に入ったのも初めてだったので、本に囲まれて働けたらとても楽しいと思いました。
オススメ本では知っている本が多かったのですが、勧める点が違っているのが面白かったです。
もっと年齢層の広い読書会にも参加したいです。

今日の課題図書は今回初めて読んだのですが、有川さんといえば図書館戦争のイメージが強くて、少し意外でした。
学校では、普段はネットで知り合った人とは会わないように指導されていますが、この本を読んで、時と場合によるのだなあと思いました。

今日、五人も来るとびっくりして、キンチョーしていたけれど、みんなが読書の話でうちとけあっていたので、改めて本ってすごいと思った。
今回の課題本のレインツリーの国も、本に共通の話題がある2人の話で、何か似ているなと感じた。
様々な本も知れて、また読書の幅を広げていこうと思った。
この読書会で色々な本を知れるのは、本当に良い機会だと思う。また来たい。

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ

 

 

第12回読書会★報告 2012年5月26日実施 テーマ本『青空のむこう』  アレックス・シアラー  

第12回読書会★報告

参加人数5名(女子4男子1)。大人スタッフ3名。合計8名で、本のお話をしました。

翻訳家の金原瑞人さんがゲストに来てくださいました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『青空のむこう 』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  本を読むのが好き。
小学一年生からピアノをやっています。いま練習しているのはソナタ
いままでテニス部だったけど、高校に入って茶道部に入った。お茶飲んでお菓子を食べて、みんなでしゃべって、楽しい。
新しいクラスで友だちになった子がアニメ好きで、自分はアニメの話について行けないので、話を合わせるために原作本を読んでる。
教育実習に行ってきた。高校の地理。
お灸に凝っている。
サザエさんの町に住んでいるのですが、波平の銅像の髪の毛が抜かれたニュースがあったのでいま観光客がたくさん来ています。
…などなど。

★『青空のむこう 』について

兄弟げんかをすることがあるので、自分のことを重ねて読んで、悲しくなってしまって、ズドンと来た。
死んじゃっているので生き生きしているはずがないのに、ハリーのユーモアが最初から途切れることがなく続いていて、面白かった。
映画館はなぜ寒いのかというところで、実際はそうじゃないのにそうなのかと納得しちゃう。
死んだら、コンピューターのおじさんのところに並んで順番待ちをするのかな。リアルなファンタジーだと思った。
死んでいるのにたんたんと言っているので、そこが悲しくなった。
死んだら有名になれるんじゃないかとハリーが思っていたところが、自分の小さい頃考えていたことに似ている。
死者の国について考えたことがなかったので。
学校に行くシーンで寂しくなった。みんな自分のことを忘れているかと思ったら、教室の後ろに張り紙があって。感動した。上手なお話。
疲れているとき読んだせいかと思うけれど、死んだあとも大変だなと思ってしまって、なかなか本には入れなかった。
学校に行ったら自分の席が埋まってしまって、嫌いな子も自分のことを悲しんでくれていて、そのあたりでぐっと来てしまった。家にいったあたりから、本当にかわいそうで、涙が止まらなくなりました。
お姉さんのことを気にしていて、お姉さんの方もつらかっただろうなと思う。
死んだ人との交流はできなくて、現実ではずっと後悔して生きるけれど、ハリーはうまくいってよかった。
アーサーがなぜいまお母さんと再会したのか。
ウグはどうなったの? かわいそう
死んだ人はそんなに怖くないのかな。
ジュニア版は、挿絵があったから想像できた。
お姉ちゃんと仲直りする場面で泣いちゃった。
生きているのは嫌だと思うことがあるけど、死んだらこうなっちゃうのかなと思った。
身の回りの人が亡くなったことがありますか?
親戚が多いから、お葬式は良く行く。
身近な人が亡くなったことがないので、本で読むことはあっても実際の体験はない。

身内を亡くした人に対しての思い。この物語のように考えることで、癒されることがある。
オリバー・ツイストについて。
ハリーのためにだけアーサーは現れた設定の子どもなのでは。
自分だけ歳をとらないで周りが歳をとっていくのは嫌だ。 映画館にいる幽霊になりたくない。
あの世に言った人がこの世をこの世というのが混乱した。

…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回はあみだくじで順番を決めて、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

ウィッシュリスト The Wish List オーエン・コルファー
GOSICK ―ゴシック― (角川文庫) 桜庭 一樹
ピアニッシシモ (講談社青い鳥文庫) 梨屋 アリエ
ラン (角川文庫) 森 絵都
リンカーン (講談社火の鳥伝記文庫 (15)) 松岡 洋子

大人スタッフのおすすめ本
オリバー・ツイスト〈上〉 (新潮文庫) チャールズ ディケンズ
記憶喪失になったぼくが見た世界 (朝日文庫) 坪倉優介
きみがモテれば、社会は変わる。 (よりみちパン!セ) 宮台真司
くるくるコンパス (一般書) 越谷オサム
地獄変 (集英社文庫) 芥川 龍之介
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ジョナサン・サフラン・フォア

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。
『ラン』『GOSICK』など、紹介された本を早速読んでみようと思いました。
大人向けの本にも挑戦しようと思います

今回久しぶりに外国の本を読んで、新鮮な感じがしました。いつもは日本の本が多いので、外国の本を読む良い機会になりました。あと、金原先生のお話が聞けて、とても良かったです。

YA読書クラブに初めて来て本を紹介している時、知らない本ばかりだったので『ラン』や『GOSICK』という本も読んでみようと思います。また、古典の本や『くるくるコンパス』も読んでみようと思いました。

今回、僕ははじめて外国の翻訳本を読みました。
日本の本に読み慣れていたので、今までは外国の本はスルーでした。
この読書会の機会で、外国の本でも日本の本でも、面白い本はやっぱり面白い!  と思いました。
僕は、この読書会に来る度に読書の幅を広げられるので、とても良い機会でした。また来たいと思います。

はじめての参加でしたがとしも話しやすい雰囲気でい居心地が良かったです。
中学生・高校生がどのように『青空のむこう 』を読んだのか、死ぬということについてみんなで考えてみるという機会にもなって、本の話だけでなく、いろいろな話が出来て面白かったです。

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名と、ゲストの金原瑞人さんでした。

文責・梨屋アリエ

 

第11回読書会★報告 2012年2月4日実施 テーマ本『クマのあたりまえ』  魚住直子

第11回読書会★報告

参加人数3名(女子1男子2)。大人スタッフ2名。合計5名で、本のお話をしました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『クマのあたりまえ』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  七福神めぐり。那須正幹さんの本。受験で忙しかった。都立の推薦の合否が出で、学校で喜んでいる人と叫んでいる人の差があってひどかった。私立校なので今は入試の休みなので、毎日だらだらしてる。バイオリンを見に行ったことと木刀とピラティスのレッスンをはじめたこと。
…などなど。

★『クマのあたりまえ』について

アメンボの話が好き。 「クマのあたりまえ」の「死んだように生きるのは意味がないと思ったんだ」という言葉が好き。 童話のように書いているけどメルヘンを書いているわけではなくて成功している。 最初はアメンボが好きだと思った。 読み返したら、「光る地平線」と「クマのあたりまえ」が面白い。 「べっぴんさん」が好き。童話みたいな感じ。いま私たちが抱えている問題でもあるとおもって、良かった。 アオダイショウの話がいいなあと思った。素っ気ないいいかたをする主人公がいい。アメンボの話と「ショートカット」が好き。 「光る地平線」が好き。
この本ができるきっかけは、元々は、「光る地平線」が「飛ぶ教室」という雑誌に載っていて、編集者がそれを気に入り絵本にしようと考えて作者に頼んだ。でも絵本化するのは色々難しかったので短編集にしようと、書いてもらった作品。 二番目に「べっぴんさん」を書いてもらって、これはいける、と思ったそうです。
「頭の打ち所が悪かったクマの話」を出版社は意識したらしい。安房直子さんっぽく本にしたら良いんじゃないかなと。そういうふわふわしたのとは違うと思った。 表紙は可愛い。好きか? 中学生が読んでみたい本の作りか? この本は、表紙をみても、選ばない。 自分は、好きな作家が後書きや解説で薦めている本を読むので、この本はそういうところには書かれないだろうなと思う。 編集部内でも、一般書で出すか児童書で出すか意見があった。 一般書と児童書の作りの違ってなに?
余白の部分がたくさんある話。でも、余白のツボがぴたりとはまらないと、気持ちが悪い。余白なのか、書けていないのか。深いところまで考えて書いてあるのかというところは疑問だけど、いっぱいものを考える年頃のときに、書かれてないところを考えながら読んで欲しいと思った。余白が気に入るかどうかで評価が変わる本だと思う。
「べっぴんさん」の話がよくわからない。最後、なんでそんなにべっぴんじゃなかったのか。ぺっぴんさんは、飛べないから、別のもので自分を支えていたからではないのか。
「アメンボリース」のリースってなに? アメンボが輪になる場面があるからそれのことでは。 アメンボの話は「池の表」がとりだせたというのが好き。 主人公のようにうまくいかないときがある。このお話を知っておくと、誰にでもそういうことが起こるかもし れない。 時間の経過がおおざっぱで、なぜあのみっつの年齢を書いたのかがわからない。 アメンボをあまり見たことない。カメムシの仲間らしいよ。アメンボは飛ぶよ。 「重い石が」とか「鉄の板に」という表現を、アメンボ、言葉をそのままとるところが好き。
「ショートカット」のタイトルの意味は何だろう。 この話は田舎から出てきた人をサルと描いているように思える。差別を助長するような感じで嫌。 みんな人間じゃないから気負わなくて良いのかなって考えた。
「朝の花火」は、同じ作者の「おどる洗たく虫」という短編を思い出した。好きな女の子のために犠牲になる話が作者は好きなのだろう。自己犠牲を子どもの本に書くことをどう考えているのだろう。
「光る地平線」のメッセージが単純に理解できない。
いま生きていくなかで、必要な物語だと思う。 大人のほうが感想がある本ではないか。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回はじゃんけんの負けた順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

アネモネ探偵団 2 迷宮ホテルへようこそ 近藤 史恵
ゴールドフィッシュ 森 絵都
ぼくらは海へ 那須 正幹
リズム 森 絵都

大人スタッフのおすすめ本
読書について 他二篇 (岩波文庫) ショウペンハウエル
はみだしインディアンのホントにホントの物語 シャーマン アレクシー
戸村飯店 青春100連発 瀬尾 まいこ

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。
『クマのあたりまえ』みたいな本をみんなが読んだらどう思うのかなーと予想していたのですが、色々話せて楽しかったです。中学生若かった(笑)

今まで、自分は読んだことのある本のあとがきに書いてある本など、まったく新しい本は読むことがなかったけれど、今回の読書会という機会で『クマのあたりまえ』という本が読めたので、こういう本もあるんだということを知れて、本当に良かったと思う。
すすめられた本も、面白そうなので、それらの本を読んで、自分の読書のはばを広げていけたらと思う。

今日はとても楽しかったです。テーマ本の『クマのあたりまえ』は多分、読書会がなければ読むことがなかったので、知ることが出来、よかったです。次回もぜひ、参加したいと思います。

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ

 

第10回読書会★報告 2011年11月12日実施 テーマ本『きみの友だち』重松清

第10回読書会★報告

参加人数3名(女子1男子2)。大人スタッフ2名。合計5名で、本のお話をしました。

今回はこんなことを話し合いました♪  

流れ
1、ニックネームで、簡単な自己紹介。
2、テーマの本『きみの友だち』についてのトーク。
3、休憩。
4、みんなのおすすめ本の紹介。
5、本日の感想


★自己紹介では、「ニックネーム、学年、住んでいるところ、さいきんハマッている&はやっていること、もの」を話しました。

 さいきんハマッている&はやっていることは……? 
  流行語大賞のノミネートのニュースを見て、「ぽぽぽぽーん」のコマーシャルをみたら、三月のことを鮮明に思い出した。 インターネットで音楽あつめて聴いている。特に、いきものがかり。部活は軟式テニス部をやっていて、高校の練習に混ざっているので練習がきつい。 バンドをやっている。ギターボーカル担当でBUMP OF CHICKENを演奏する。「金曜ロードショー」。で『BECK』をやっているのを観て、いいと思った。 英検の二次試験のスピーキングが明日なので、弟を相手に練習している。 髪型を変えたのはAKB48のまねをしたいから、と言って、人をどん引きさせること。 …などなど。

★『きみの友だち』について

二人称で呼びかける話なのが面白い。最後まで読むと呼びかけている人が誰かわかる構成になっている。 恵美ちゃんが友だちを傘に入れてあげて怪我をするところが、自分でも同じような経験があると思った。 主人公がぶっきらぼうに描かれていて、でもちょこっとずつ優しさが出ていて、そこがうまい。 もともと重松清さんが好きで、本はよく読んでいた。 まわりにはとげとげしてても内側ではやさしい感情をもっているところや、外見には表せないけれど、自分の中には持っているところがいい。 読んでいて「きみ」といわれてどきっとする。いろんな人の見方がわかる。 恵美ちゃんはみんなの中心にいたけれど、怪我をして弱い立場になった。そこから本の中で「正しい存在」になっていく。なれ合っているのが友だちではなく、本当の友達という存在があるのではないかと付きつけてくる。 恵美ちゃんはみんなの中にいないことで、辛辣なことを言う。それがまるで正しい存在のように書かれている。正しいもののように書いてあるので、松葉杖をついているところが偉いのかと思ってしまう。 恵美ちゃんの弱いところも知りたかった。 読んでいると、死亡フラグが立っている子がわかり、作者が泣かせようとしているのがわかってあざといなーと思う。 「ポニーテール」「失踪」に出てくる女の子の存在が似ている。作者にとって、そういう人に興味があるのかな。 途中で、きみと呼びかけている人がだれか予想がついてしまった。 千羽鶴の西村さんの話が響いた。 堀田ちゃんのところで、命令しているマリちゃんがちょっと……。外では楽しそうな感じにしているのに、家では自分で自分のことを応援していて、共感できた。 「あいあい傘」が感情移入できた。
なれ合うことがいけないのか。本音だけの友情だけだったら、世の中がぎすぎすしてしまう。 客観的に人を見ている作家。冷たい。 なぜ、タイトルを漢字でなく「きみ」という字にしたのか。 表紙のイラストの靴下の左右の長さが違うのはどうしてだろう。 大きな事件でなく細やかな話で積み上げていくところがうまい。
Q .この本は子どものことを書いていますが児童文学ではありません。一般書と児童書の違いは感じますか。
なぜ子供用に出版しないのかなと思っていた。 子どもの話だけど、大人も楽しめる本だと思う。 テストの問題文を読んでいる感じがする。 重松清さんを知ったのは、中学受験をするとき過去問題集をやっていて、問題文の重松清の作品が気になったこと。それに塾の友だちにもすすめられて、読んだ。 最初「口笛番長」を読んだ。 大人になって読むと、うますぎるところが気になるけれど、中高生の頃読んだら好きだったろうなと思う。
Q .ミステリーや冒険物などのエンターテイメントとは違う話。ふだん読んでいる本とくらべてどう?
乙一さんの本を良く読んでいる。 人の内面が描いてある方が好き。 現実の出来事のほうが好きなので、リアリズムを読む。
…などなど。

★みんなのおすすめ本。
今回はじゃんけんの負けた順で、おすすめ本を紹介しあいました。
(ここでは、タイトルの50音順)

俺のコンビニ (メディアワークス文庫) 峰月 皓
俺たちのコンビニ―新米店長と仲間たち (メディアワークス文庫) 峰月 皓
カラフル (文春文庫) 森 絵都
これは王国のかぎ (ファンタジーの冒険) 荻原 規子

大人スタッフのおすすめ本
ソルハ 帚木 蓬生 あかね書房
日本男児 長友佑都 ポプラ社
寺山修司少女詩集 (角川文庫) 寺山 修司

★本日の感想

みなさんに、参加した感想を書いていただきました。

今回の大人スタッフは、モグタン(YA読書クラブ世話人)、ありりん(YA読書クラブ世話人)、の2名でした。

文責・梨屋アリエ